やっと民間も月に行ける時代が来たんですね!!
イーロンマスク氏がCEOを務めるSpaceX社が、本社で会見を開き、巨大宇宙船BFRを使った世界初
民間月観光旅行の乗客第1号として日本の前澤友作氏(スタートトゥデイ社長)と契約したことを発表し
ました。発表会見では、まずイーロン・マスクCEOがBFRの改良点についての説明を行い、つづいて
乗客第1号として前澤氏を招き入れました。
記者からはなぜ最初の乗客に日本人を選んだのかとの質問が出ましたが、これに対してマスクCEOは
「我々が選んだのではなく、彼が我々を選んだ」と回答しました。 また、当初Falcon Heavyで2人を月周回させるとしていた計画が変わった理由については「同じ人物
が飛ぶ。Falcon Heavy/Crew Dragonでは2人しか搭乗できないが、BFRなら十数人が乗れる」とし
て、計画というよりロケットと宇宙船が変わったとの見方を示しています。 BFRはもう完成したかとの問いに対して、マスクCEOは「構造デザインの最終段階に来ている」と回
答。実際に月へ飛ぶ前には多くのテストを実施し、2020年には高高度かつ高速度での飛行試験を行う
としています。もちろん、月旅行の前に無人での月周回飛行試験もしたほうが「賢明だろう」と語り
ました。 BFRによる、地球から38万4400km離れた月への旅程は約1週間、帰還までを含めるとには約11日間
を想定します。
日本の記者からは、月旅行にいくら払ったのかという質問が。これに対し前澤氏は「その質問には現
時点は回答できない」としたものの、すでにいくらかの手付金は支払ったことを認めました。お金の
話で言えば、イーロン・マスクCEOにもBFRの建造費用についての質問がありましたが、BFRがまだ
完成していないこともあり、はっきりした回答はありませんでした。 また、火星へはボーイングが一番乗りをすると語っているが、それに対してどう思うかと尋ねられた
マスクCEOは、「ゲーム開始だね。火星レースは面白いことになるだろう」としました。
最後に「あなた自身は月へ行かないのか」とたずねられ、口ごもるイーロン・マスクCEOに対して、
前澤氏が「yeah, yeah, yeah!(一緒に行こう)」と応じ記者らを沸かすシーンも。ただ、マスクCEO
自身は(危険も伴うため)あまり行きたくはない様子でした。
https://twitter.com/SpaceX/status/1041865950633418753
2023年までに仮想現実(VR)システムが広く普及していることを期待しよう。SpaceXの月ミッショ
ンが計画通りに進めば、誰もが目を見張るバーチャル月旅行をしたいと皆思うだろうから。
マスク氏は18日、ツイートを投稿し、この月旅行は高解像度のVRでライブ配信されると宣言した。
詳細には触れていないが、マスク氏は次のように書いた。「光速よりも数秒遅い世界をリアルタイム
で体感する感じになるだろう」
SpaceXが中継衛星を利用することで、月の裏側にある通信不能な場所に対処するのかどうかを問わ
れ、こう答えた。「その通り。それまでに『Starlink』は稼働しているはずだ」
Starlinkは、SpaceXの野心的な計画で、衛星を利用した地球規模のブロードバンドサービスを目指
す。同社は2018年に入り、Starlink用の試作衛星2基を打ち上げた。
SpaceXが中継衛星を利用することで、月の裏側にある通信不能な場所に対処するのかどうかを問
われ、こう答えた。「その通り。それまでに『Starlink』は稼働しているはずだ」
Starlinkは、SpaceXの野心的な計画で、衛星を利用した地球規模のブロードバンドサービスを目指
す。同社は2018年に入り、Starlink用の試作衛星2基を打ち上げた。
前澤氏は17日、SpaceXが月旅行に利用したいと考えている、まだ開発中の「BFR」宇宙船で売り出
された座席すべてを購入したと発表した。同氏は、ミュージシャン、建築家、ライターを含むアーテ
ィスト数人を同行させるつもりだと述べている。
マスク氏は、背景に宇宙が見えるBFR宇宙船の中で、無重力状態で浮かんだ女性がバイオリンを弾く
興味深い画像も投稿している。
https://twitter.com/elonmusk/status/1042112781518917633
今の段階では月の周回旅行ですが、火星への移住と騒がれているのであと何年すれば火星へアクセスできるのでしょうか!?
月の段階で11日間の旅行ですから、火星への旅行だったら・・・・・
ホーマン軌道という軌道を使えば約8ヶ月で着くそうです。燃料が少なくて済む、たくさんの荷物を積
めるという利点があります。
金星の引力を使ったスウィングバイ軌道を使えば、それよりももう少し早く到着可能ですが、燃料が
余分にかかります。
他にも約4ヶ月で到達出来る軌道もあるとのことです。
何か月も宇宙船に閉じ込められてたらおかしくなりそうですよね!!
無重力であれば運動もできませんね!!
映画とかでは船自体が回って重力を作り出して運動しているのがよく見られますが、今の科学技術で
は難しいみたいなので何か月も運動できなかったら地球に戻ってきてから元に戻すのが大変そうですね。
それに骨粗鬆症も要注意です!
微小重力の宇宙では骨への荷重負荷がかからないため、骨からカルシウムが放出され骨粗鬆症患者の
約10倍の速さで骨量が減少します。NASAのデータによれば、大腿骨頚部(足の付け根の骨)の骨強
度は1ヵ月に平均2.5%減少、6ヵ月間の宇宙滞在で平均15%減少するとの報告があり、帰還後に転倒
すると、骨折するリスクが高まります。
そうなってくると宇宙船に重力をコントロールできる技術は必須ですね!!
とりあえず、2023年の月周回旅行の無事を祈るだけですね!!
おわり